間宮兄弟

2005年10月27日 読書
ISBN:4093874999 単行本 江國 香織 小学館 2004/09/29 ¥1,365
江國さんの書く本って、自分の中でOKなのとOKじゃないのがあって。
こりゃまた失礼な発言だけど、正直そうなのでしょーがない(苦笑)
“OK=好き”かな。OKじゃないのは、その主人公の気持ちや設定がどーしても理解できないってゆうか・・・感情移入が出来ない、ってカンジなのかも。
たとえば『きらきらひかる』や『こうばしい日々』『つめたいよるに』『流しのしたの骨』なんか。結構前の本ばっかりだなぁ。でも、好きな本です。
で、OKじゃないのが『ホリーガーデン』や『神様のボート』『落下する夕方』などなど・・・。ってか、結局読んでるんですけどね。

『間宮兄弟』は、江國さんが書く男の主人公ってどんなんだろう?って興味あった本で。やっと読みました。でも映画化されるって聞いてから読んでしまったもんで・・・読んでるとどーしても兄ちゃんは、佐々木蔵之介氏の顔になっちゃうし弟は塚っちゃんになってしまう(^〜^;)
自分的にはOKな、好きなお話でした。なんか現実にありそうな、ホントにいてもおかしくない兄弟の話。ヲタ、と呼ばれる部類に入ってしまうんだろうなぁ…多分。なんか純粋で「大人になっても少年の心を忘れない人」みたいな。ん・・・違うかな?「大人になりきれない人」なのかなぁ。二人ともちゃんと社会人として働いて生活してるんだけど。女だったらきっと『負け犬』って呼ばれるような二人で。でも男でも結婚して家庭を持って、みたいな生き方だけがすべてじゃなくて、こーゆーのもありだなぁと思える本でもありました。 

映画化の監督は森田芳光さんだそうですね。
えっと、宮部さんの『模倣犯』かなりがっかりしました。あれじゃまったく別の話やん。なので『間宮兄弟』はどうなるっ?????がぶっちゃけの気持ちです(苦笑)でも(ハル)は好きな映画だったりするんだけど(^-^)
    

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